懐かしい昭和あるある青春ノスタルジー

昭和の時代を懐かしみ振り返ります。

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ビールといえば瓶ビールのケース買いが普通だった~缶ビールはいつ頃普及した?

昭和の時代は、ビールといえば瓶ビールのケース買いが普通

 今では誰もが気軽にコンビニで買うようになった缶ビール。

でも、昭和の時代には、瓶ビールをケースごと酒屋さんに配達してもらうのが普通でした。

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画像出典/しばいぬだいすきさんによる写真ACからの写真

 

キリンの場合、缶ビールの比率が瓶ビールを超えたのは、1998年だったといいます。 【参照】「くらし&ハウス 暮らしの知恵」~ 日本の缶ビール、苦闘の戦国史/けいざい半世紀(3)より 

今では、居酒屋さんや宴会などでしかお目にかからない瓶ビールですが、当時は瓶ビールが主流だったのです。

 

日本における缶ビールの歴史

日本では、アサヒビールが1958年に缶切りで三角形の穴を2つ開けて飲むタイプの缶ビールを発売。

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画像出典/サッポロホールディングス

 

サッポロビールも翌1959年に発売。1960年には当時業界首位だったキリンビールも缶ビールを発売しました。

しかし、缶ビールは、なかなか普及しませんでした。

1缶(350ml)75円の自信作ではありましたが、初期の缶ビールに対する評価は厳しいものがありました。缶の臭いがする、とか、びんビールより風味が劣る、というものでした。びんビールと比較しても品質は遜色ないのですが、マイナスイメージが先行してしまったようです。味ばかりではなく、取扱いに不馴れなため缶切りで開けるときに噴き出してしまうこともあってか、好評とは言い難かったようです。
引用/サッポロホールディングス

サッポロ、麒麟、朝日3社が65年3月下旬に缶切り不要のプルトップ缶を一斉に発売しましたが、市場は伸び悩みました。

 

缶ビール普及は自動販売機のおかげ

その後、缶ビール普及のきっかけは、自動販売機だったといいます。

1970年代に入ってから全国各地でビールの自動販売機の設置が本格化しました。

筆者が大学生だった1980年代後半、貯金箱の10円玉22枚を自販機に入れ、たった1本の350ml缶を買って飲むのが、ささやかな贅沢でした。

小銭かき集めてお店のレジに出すのが恥ずかしくても、これならビールを楽しむことができました。

その後、未成年者への配慮から酒類自動販売機はめっきり減りましたが・・・。

 

未だに昭和の幻想か

今では、スーパーでもコンビニでも、ビールのほとんどがアルミ缶ですね。

それでも、たまに宴会などで瓶ビールを開けると、「もしかして瓶の方が旨い?」と思ってしまうのは、昭和の風景を知っている年寄りだけなのでしょうか。「やっぱりビールは瓶が旨い!」なんて言っているおじさんを見たことがあるでしょう?

 

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