懐かしい昭和あるある青春ノスタルジー

昭和の時代を懐かしみ振り返ります。

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何故か美味しかった「スキー場のラーメン」は、昭和の雪国の大切な思い出

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 画像出典/acworksさんによる写真ACからの写真

「スキー場のラーメン」は何故か旨い

スキーが冬のレジャーの花形だった昭和の時代。しかし、スキー場のロッジで提供されていた食事は今のようにオシャレではありませんでした。

化学調味料が効いたラーメンと、学食のようなカレーライスがある程度でした。

具は、小さくて固めのチャーシューと、メンマとネギ。場合によりワカメや「ふ」が入っています。

美味さの秘密は缶入りのラーメンスープ

 「スキー場のラーメン」は、おそらく缶入りスープを使ってパートのおばちゃんが作っています。誰が作っても同じ味になります。

学食とか大衆食堂なんかでも、缶入りのラーメンスープは活躍していました。下手にゼロからスープを作るよりも、缶入りのラーメンスープをお湯に溶かした方が無難に美味しくなります。

あくまで無難に。要は、可もなく不可もなく、それでいて安心できる味なのです。

 

寒い中で体を動かした後だから、よけいに美味い

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画像出典/きぬさらさんによる写真ACからの写真

この“可もなく不可もない”、“無難な”ラーメンですが、スキーで汗をかいた後に食べると、何故かこのうえなく美味しく感じたのです。

寒い中でたくさん体を動かし汗をかき疲れてたどりつく麓のロッジ。その時に食べるからいっそう美味しく感じたのかもしれません。

 

 ふと大衆食堂で「スキー場のラーメン」を追体験

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今、ふらりと大衆食堂なんかに入り、注文したラーメンが、取り立てて特徴もなく、可もなく不可もなく、無難な味だとします。

雪国で昭和の時代を過ごした人は、「あ、これスキー場のラーメンの味だ」とつぶやきます。

「可もなく不可もないけど、いかにも缶入りスープを使ったような食堂風のラーメン」のことを愛情をこめて「スキー場のラーメン」と表現するのです。

料理としての完成度は決して高くないけど、“あの時”の幸福感を追体験した喜びを「スキー場のラーメン」という言葉に託します。

筆者の住む北海道では、このひとことで、確実に言いたいことが伝わります。

 

今でも引き継がれていた「スキー場のラーメンはうまい」説

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 この記事では、昭和の思い出として「スキー場のラーメン」を取り上げましたが、ツイッターで検索すると、現代でもやはり「スキー場のラーメンってどうしてこんなに美味いんだろ?」って思っている人が多いことに気づきました。

最近では、メニューが多彩で凝った料理を出すスキー場のロッジも多いようですが、今でも「スキー場のラーメン」って偉大だったんですね。

※「スキー場のカレーライス」説も浮上してきました(笑)。

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